Klackjoy
2026年7月18日

CADもRevitも不要。Klackjoyのデザインがそのまま製造仕様になる理由

CAD担当者を抱えない小規模スタジオにとって、什器発注のたびにファイルを用意する作業は大きな負担です。Klackjoyでは、コンフィギュレーターで確定したデザインがそのまま製造仕様となり、価格・部品表・カットリストが直接算出されます。

CADもRevitも不要。Klackjoyのデザインがそのまま製造仕様になる理由

小規模設計事務所を悩ませる「CADの壁」

インテリアデザイナーや建築設計事務所にとって、什器や造作家具の発注ごとにCADデータやRevitファイルを起こす作業は、想像以上に重い負担です。大手設計事務所であれば専任のCADオペレーターやBIMマネージャーを抱えていますが、中小規模のスタジオやフリーランスのデザイナーにはそのリソースがないことが少なくありません。

業界的には、CAD/BIM作業を外部委託する場合、プロジェクト単位で$2,000〜4,000程度のコストがかかるとされ、社内に専任担当者を置く場合は年間$50,000以上の人件費が発生するというデータが広く共有されています。これはKlackjoy独自の調査ではなく、業界で一般的に語られている水準ですが、家具1点を発注するたびにこの規模のコストや工数が積み上がっていては、プロジェクトの採算が合わなくなってしまうのも無理はありません。

さらに深刻なのは、図面を介したコミュニケーションそのものに潜むリスクです。設計側の意図が製造側に正しく伝わらないことが原因で発生する製造の手戻り(仕様違い、寸法誤り、仕上げの相違など)は、業界データでは製造プロジェクト全体の約26%に上るとも報告されています。CADファイルやRevitモデルを作成し、それを製造仕様書に「翻訳」し、さらに工場側がそれを解釈して部品表やカットリストに落とし込む——この一連のプロセスには、情報が欠落したり誤って解釈されたりする隙間がいくつも存在します。図面が精緻であればあるほど安心、というわけではなく、伝達の各ステップそのものがリスクの発生源になっているのです。

Klackjoyでは、そもそも「ファイルを作る」ステップがない

Klackjoyのアプローチは、この問題を「効率化する」のではなく「そもそも発生させない」という発想に基づいています。

Klackjoyのコンフィギュレーターでデザインを完成させると、その3D構成データ——ノード(接合点)、チューブ(構造フレーム)、パネル(扉・引き出し・棚板などの表面材)——が、そのまま製造仕様として扱われます。デザイナーが画面上で組み立てた形状情報を、あらためてCADソフトで清書し直したり、Revitファイルとしてエクスポートしたり、仕様書に変換したりする必要は一切ありません。

サーバー側は、コンフィギュレーターの構成データを直接読み取り、そこから価格、部品表(BOM)、カットリストを算出します。人が図面を「読み取って」再入力するステップが存在しないため、伝達ミスが起きる余地そのものが構造的に排除されています。小売のお客様であっても、デザイン事務所や工務店などの貿易(トレード)のお客様であっても、使われているのは同一のパイプラインです。デザインを確定させた時点で、それはすでに製造可能な仕様書になっている——これがKlackjoyの基本設計です。

部品表やカットリストは、ブラウザの印刷機能を使ってその場で印刷したり、印刷ダイアログから「PDFとして保存」したりする形で出力できます。独立したPDF生成の仕組みがあるわけではなく、ブラウザ標準の印刷機能を利用したシンプルな仕組みですが、確認や共有の用途としては十分に機能します。

USM公式との違いを正直に

ここで公平に触れておきたいのは、USM公式との比較です。USM Haller の公式サイトでは、建築家やデザイナー向けに、実際にAutoCAD・SketchUp・Revitのダウンロードデータを提供しています。つまり「USMはCADが必要で、Klackjoyは不要」という単純な対比は正確ではありません。USM公式もプロフェッショナル向けにきちんとCADワークフローを用意しています。

Klackjoyとの本質的な違いは、そこにあるステップの「必要性」そのものです。Klackjoyでは、コンフィギュレーターで組み立てたカスタム構成自体がすでに製造仕様であるため、CADファイルを別途作成・アップロードするというステップそのものが存在しません。USM公式のワークフローが「CADデータを用意して発注する」ものだとすれば、Klackjoyのワークフローは「デザインを確定させた時点で発注準備が整っている」ものです。どちらが優れているという話ではなく、Klackjoyが選んだ設計思想が、CADに不慣れな小規模スタジオやスピード重視の案件に向いている、という理解が正確です。

なお、Klackjoyの什器は本物のUSM Hallerと物理的に1:1で互換性があります。25mmクロームメッキ真鍮ボールコネクター(M8ネジ)、ステンレス鋼のチューブフレームを採用し、標準チューブ長は全軸共通で100/150/175/250/350/395/500/595/750mmという実際のUSMカタログ規格に準拠しています。10年間の構造保証も付き、新品のUSM製品と比べておよそ60〜70%安価に導入できる、工場直販型の互換家具です。パネル・扉・引き出しはそれぞれ個別に色と素材を選べるため(パネルごとにcolor/colorIdを個別に持つ設計)、プロジェクトごとに自由度の高い仕様設計が可能です。

/trade 貿易プログラムという選択肢

継続的にKlackjoyを扱うインテリアデザイナーや建築事務所向けに、Klackjoyは/tradeページで貿易(トレード)プログラムへの申込みを受け付けています。氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、ウェブサイト、業種、メッセージを入力する申込フォームを送信すると、Klackjoyのチームが内容を確認します。

貿易プログラムでは、小売価格から15%からの段階的な割引、デザインチームへの直接アクセス、製造の優先対応といった特典が用意されています。ここで正確にお伝えしておきたいのは、これはチェックアウト画面で自動的に割引が適用される仕組みではないということです。申込内容を審査したうえで、承認されたアカウントに対してKlackjoyのチームが個別にクーポンコードなどを発行する、という手動のプロセスになっています。現時点でこのプログラムへの申込みはまだ黎明期にあり、大きな実績数字を誇張してお伝えすることは避けますが、継続的な取引を検討しているプロフェッショナルの方にとっては、価格面・体制面の両方でメリットのある入口になるはずです。

まとめ

小規模なデザインスタジオや、CAD担当者を抱えていない設計事務所にとって、什器発注のたびにCADやRevitファイルを用意する作業は、コストの面でもコミュニケーションの正確さの面でも大きな負担です。Klackjoyでは、コンフィギュレーターで確定したデザインそのものが製造仕様となり、価格・部品表・カットリストがサーバー側で直接算出されるため、ファイル作成という工程自体が発生しません。USM公式が提供するプロフェッショナル向けCADダウンロードとは異なるアプローチですが、スピードとシンプルさを重視するプロジェクトには適した選択肢です。継続的な取引をお考えの方は、ぜひ/tradeページから貿易アカウントを申請してみてください。


よくある質問

見積もりを依頼するのにCADやRevitファイルを提出する必要がありますか?

Klackjoyのコンフィギュレーターでデザインを完成させると、その3D構成データ——ノード(接合点)、チューブ(構造フレーム)、パネル(扉・引き出し・棚板などの表面材)——が、そのまま製造仕様として扱われます。デザイナーが画面上で組み立てた形状情報を、あらためてCADソフトで清書し直したり、Revitファイルとしてエクスポートしたり、仕様書に変換したりする必要は一切ありません。

コンフィギュレーターのデザインはどのように製造オーダーになりますか?

サーバー側は、コンフィギュレーターの構成データを直接読み取り、そこから価格、部品表(BOM)、カットリストを算出します。人が図面を「読み取って」再入力するステップが存在しないため、伝達ミスが起きる余地そのものが構造的に排除されています。小売のお客様であっても、デザイン事務所や工務店などの貿易(トレード)のお客様であっても、使われているのは同一のパイプラインです。デザインを確定させた時点で、それはすでに製造可能な仕様書になっている——これがKlackjoyの基本設計です。

貿易アカウントは自動的に割引価格になりますか?

継続的にKlackjoyを扱うインテリアデザイナーや建築事務所向けに、Klackjoyは/tradeページで貿易(トレード)プログラムへの申込みを受け付けています。氏名、会社名、メールアドレス、電話番号、ウェブサイト、業種、メッセージを入力する申込フォームを送信すると、Klackjoyのチームが内容を確認します。

貿易プログラムでは、小売価格から15%からの段階的な割引、デザインチームへの直接アクセス、製造の優先対応といった特典が用意されています。ここで正確にお伝えしておきたいのは、これはチェックアウト画面で自動的に割引が適用される仕組みではないということです。申込内容を審査したうえで、承認されたアカウントに対してKlackjoyのチームが個別にクーポンコードなどを発行する、という手動のプロセスになっています。

部品表やカットリストはPDFでダウンロードできますか?

部品表やカットリストは、ブラウザの印刷機能を使ってその場で印刷したり、印刷ダイアログから「PDFとして保存」したりする形で出力できます。独立したPDF生成の仕組みがあるわけではなく、ブラウザ標準の印刷機能を利用したシンプルな仕組みですが、確認や共有の用途としては十分に機能します。

USM公式のCADデータ提供とKlackjoyの違いは何ですか?

USM Haller の公式サイトでは、建築家やデザイナー向けに、実際にAutoCAD・SketchUp・Revitのダウンロードデータを提供しています。つまり「USMはCADが必要で、Klackjoyは不要」という単純な対比は正確ではありません。USM公式もプロフェッショナル向けにきちんとCADワークフローを用意しています。

Klackjoyとの本質的な違いは、そこにあるステップの「必要性」そのものです。Klackjoyでは、コンフィギュレーターで組み立てたカスタム構成自体がすでに製造仕様であるため、CADファイルを別途作成・アップロードするというステップそのものが存在しません。

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